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◆ヤマブシタケの加工方法について ヤマブシタケには、ヘリセノンという特有成分の他、5種類ものβ−D−グルカンなど、多くの有効成分が含まれています。 これらの有効成分は、ヤマブシタケの細胞中に存在しています。 しかしキノコ類の細胞壁はとても固く、有効成分を効率的に取り出すのは、実は簡単ではありません。 ヤマブシタケは食用のキノコですから、お吸い物や鍋物、あるいは天ぷらなどに料理しておいしく食べることができます。 しかし、このような食材としての調理方法は、ヤマブシタケの有効成分を取り入れるという意味では適していません。 固い細胞壁はほとんどそのままですから、人間の胃では消化できず、ほぼ食物繊維として排出されてしまうためです。 乾燥ヤマブシタケを熱水抽出する(=煎じる)というのは、もっとも一般的な加工方法と言えるでしょう。 ヤマブシタケのみならず、多くの漢方薬・薬草茶などでもこの加工方法がおこなわれているのは、ご存じの通りです。 この方法が広く用いられているのは、成分を取り出すのに有効である証拠です。 ただし残念ながら、やや効率的ではないようです。 抽出後の残滓(=残りカス)は処分せざるをえませんが、この残滓にも実はまだまだ有効成分が含まれているためです。 ヤマブシタケ健康食品の場合、熱水抽出されたエキスは濃縮され、さらに顆粒状に加工されることが多いようです。 乾燥ヤマブシタケを粉砕加工する(=粉末にする)というのも、多く用いられる加工方法です。 この方法ですと、ヤマブシタケを丸ごと利用することになりますから、無駄なく有効成分を取り入れることができます。 この場合、どの程度細かい粉末に加工されているかが重要です。 単純に乾燥ヤマブシタケを粉砕加工した場合でも、普通に調理されただけのヤマブシタケに比べれば、有効成分は吸収されやすくなります。 さらに乾燥ヤマブシタケを、超微粉砕加工した健康食品も開発されています。 これはヤマブシタケを単純に粉砕するのではなく、最新の機器と技術により、1〜5ミクロンという細かさにまで粉砕するものです。 1〜5ミクロンというのは、タバコの煙の粒子とほぼ同じ細かさです。 超微粉砕加工は、細胞壁を破壊して、そこに含まれる有効成分を効率的に取りだし、同時に消化吸収率を高めるのに適しています。 効率的である上に、シンプルな加工方法ですから、経済的でもあります。 いったん超微粉砕加工した後、無添加で飲みやすい顆粒状に加工した、ヤマブシタケ健康食品が販売されています。 また、ある程度に粉砕したヤマブシタケを、いったん水に溶かし、再度特殊な器具ですり潰す、という複雑な加工方法もおこなわれています。 温度や水分量の調節に、かなりの手間がかかっていて、あまり効率的ではないようです。 ヤマブシタケの細胞壁を酵素処理する、という加工方法もおこなわれています。 特殊な酵素をヤマブシタケに作用させて、ヤマブシタケの細胞壁を溶かしてしまうという方法です。 ただしこの方法では、 「ヤマブシタケの有効成分まで、酵素で溶かしてしまう危険性がある」 とも指摘されています。 また加工後に、酵素とヤマブシタケを分離するのが簡単ではないようです。 アルコール抽出という加工方法もあります。 効率的にアルコール抽出をおこなうためには、アルコール濃度や、抽出の際の温度についてきちんとしたノウハウが必要です。 ただしヤマブシタケに限って言えば、大学の研究室で利用される場合でも、粉砕加工か熱水抽出が多いようです。 なお、ヤマブシタケの特有成分であるヘリセノンは、熱水抽出よりもアルコール抽出に適しているようです。 ただしこれは、ヤマブシタケに含まれる多くの有効成分の中から、ヘリセノンだけを抽出する際のことです。 ヘリセノンだけを抽出し測定する方法は、静岡大学農学部で研究が進められています。 以上のように、ヤマブシタケを健康食品に加工するためには様々な方法があります。 効率的でない加工方法をおこなっている食品メーカーの場合、それが商品価格に反映することにもなります。 いずれにせよ、加工方法について明示しているヤマブシタケ健康食品を、購入することが大切ですね。 |
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